糖質制限したら、こうなった

糖尿予防のための糖質制限実践ブログ

糖質制限おやつ評:Amazonで人気の低糖チョコを食べてみた。

photo by [puamelia]

Amazon好きです。出不精なので、近所の店にないモノ、または店が近所にないジャンルのモノは、大抵Amazonで買ってしまいます。(楽天は購入までのプロセスが面倒で、あまり好きではないです。)

チョコレートが一日の糖質量の大半を占めている、チョコ好きの僕としては、おやつにAmazonで手軽に買える、安くてウマい低糖チョコが必須です。実際にお気に入りのものが見つかるかどうかが、自分の生活の質に直結します。

そんなわけで、Amazonで気になった低糖チョコ、全4種類を順に試食してみました。

通販広告っぽくレビューしてみます。

1.ヘルシースイーツ工房マルベリーの糖質制限生チョコ

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原材料
カカオバター、カカオ100%、生クリーム、エリスリトール、バター、ラカンカ、洋酒

内容量
9粒(1粒約6g)

1粒あたりの栄養成分
エネルギー31.3kcal、たんぱく質、0.13g、糖質0.05g、食物繊維0.11g、ナトリウム0.49mg

価格
720円 + 980円(配送料)


トップバッターは、ヘルシースイーツ工房マルベリーさんの生チョコ。

シンプルな原材料を元に、砂糖不使用でしっかり作りこんでいるためか、ややお高いです。1粒80円(配送料込みで189円)します。形は1粒2cm×2cm×1.5cm程のサイコロ型。容積は20円チロルの0.8倍くらいですが、価格は4倍(同9.5倍)です。つまり、20円チロルと同じ大きさで5倍(同11.9倍)のお値段になります。

もちろん、味の方はお値段にふさわしくエレガント。植物油脂なしの100%カカオで、本物の純チョコが味わえます。

(ちなみにヨーロッパでは植物油脂を含んだチョコは、チョコとは見なされず、まがい物扱いだそうです。アイスクリームとラクトアイス、蟹とカニカマの違いみたいなモンです。)

食感は、サラッとして気持ち良い後味で、ベトつかず、苦みも残らず、ふんわりした感触。逆に言えば、生チョコ独特のベットリ感、濃厚な感覚が好きな人には、あっさりし過ぎてちょっと物足りないかもしれません。

ただ、チョコとしてのカカオ感は、脳にビンビン届きます。チョコにヘビーな食べごたえを求めるか、ピュアなカカオ感を求めるかによって、好みが分かれそう。

(砂糖ベースの高級チョコにはその両者を兼ね備えているものがありますが、エリスリトールベースのチョコにそれを求めるのは厳しいかもしれません。)

気になる糖質量は、なんと1粒0.05gという生チョコにしては破格の少なさ。しかし、エリスリトールとラカンカの甘みで、十分以上に甘くなっています。

写真にはありませんが、パッケージも最初からギフトラッピングされていて、贈答用にも向いています。メタボ気味のお父さんのプレゼントに最適な一品。

ヘルシースイーツ工房マルベリー 低糖質・糖質制限生チョコ 12粒入り

ヘルシースイーツ工房マルベリー 低糖質・糖質制限生チョコ 12粒入り

▲1粒食べるたびに次の粒に手を出すのが惜しくなる、この切なさよ…。

2.ヒルゼンミルキーのヘルシーミルクチョコレート

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原材料
ココアバター、全粒乳、エリスリトール、カカオマス、乳化剤(大豆由来)、香料、甘味料(スクラロース)

内容量
250g(個包装込み)/1粒約4g(個包装なし)

栄養成分(推定)
1粒当たり糖質0.4g(エリスリトール・スクラロース分除く)

価格
2,980円(関東への配送料無料)


続いては、ヒルゼンミルキーさんの砂糖不使用、エリスリトールベースのミルクチョコレート。

形と大きさは、名糖の一口チョコ似ていて1cm角くらい。お値段は配送料を除いて、1粒当たり50円弱。容積は20円チロルの1/3ですが、価格は2.5倍です。つまり、20円チロルと同じ大きさで、7.5倍のお値段になります。見た目は洗練されていないのですが、上のマルベリーの生チョコより実は高価です。

包みを開けた時、パッケージがちょっとダサくて栄養成分がどこにも書かれていなかったりするものだから、何となく不安になりました。ところがどっこい、実際食べてみると、これが作った人、超グッジョブなお味。

マルベリーさんの生チョコと同様、植物油脂を使わない超本格派のチョコレートなのでした。ミルクなだけに味もやわらかい印象で、苦味なくマイルドスウィートな食感。口の中でとろけます。エリスリトールの特性か、これまたマルベリーチョコ同様、後味サラリ。

しかし、思ったよりも甘く、ミルクチョコとなれば乳糖分が糖質に大きく加算されているのでは?と不安になったので、実際の糖質量をざっと推定してみました。

まず、エリスリトールやスクラロースは糖質ですが、血糖値を上げないタイプの甘味料なので、これらの糖質分は無視します。

続いてミルクチョコレートのレシピを参考にすると、ココアバター・カカオマス:全粒乳:砂糖の重量比は、ざっくりと2:1:1。このヘルシーミルクチョコも同じだと仮定すれば、1粒4g中に全粒乳が1gとなります。

全粒乳の炭水化物量が全体のおよそ4割なので、そのほとんどを糖質とみなせば、1粒中の糖質量は0.4gという計算。マルベリーチョコの0.05gには流石にかないませんが、食べ過ぎに注意すれば、十分少ない量と言えます。

1袋に60個ほど入っているので、冷蔵庫に入れて時々つまむ感じになりそう。パーティ用おやつにも向いてそうです。ほぼリピート確定。

▲ちなみにヒルゼンミルキーさんは製造元。販売は色々な業者さんが取り扱っているようで、配送料がそれぞれ違います(関東へは無料のところあり)。栄養成分表、載せて下さい!

3.低糖工房の糖質オフ・スイートチョコレート

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原材料
難消化性デキストリン、カカオマス、植物油脂、ココアバター、乳化剤、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)

内容量
400g

栄養成分表(100g当たり)
エネルギー548kcal、たんぱく質3.9g、脂質48.1g、糖質5.5g、食物繊維38.9g、ナトリウム0mg

価格
2,310円 + 720円(配送料)


3つ目は、Amazonでもレビューの多い、低糖工房さんの糖質オフチョコレート。

銀色のパッケージに、形状ランダムの厚めの板チョコがたくさん詰まっています。内容量400gでお徳用パックみたいな感じ。ボリューム感あります。

お値段は配送料込で3,030円で、50g当たり378.8円。普通の板チョコが50g当たり87円なので、価格は普通の板チョコの4.4倍程。

味の方は、かなり独特です。濃厚さとビターさは十二分にあるのですが、甘味料の人工的な味わいが特に後味に強く出ます。

砂糖不使用で、甘味成分はアセスルファムカリウムとスクラロースベースとなっており、おそらくアセスルファムカリウムの配分量が多いのではないかと予想。(アセスルファムカリウムは、高濃度の場合、後味に苦みが出る甘味料です。)

Amazonレビューでも、絶賛する人と全否定する人に真っ二つに分かれています。好みがはっきり分かれるチョコです。

ちなみに、僕は苦手でした。ダークチョコの風味に似ていて最初の方は悪くないと感じたのですが、食べ進むにつれて段々と気持ち悪くなりました。エリスリトールベースのサラッとした後に残らない食感の方が、僕とは相性が良いようです。

気になる糖質量は、100g当たり5.5g。通常の板チョコと比較すると、同グラム換算で9分の1程と、かなり大幅な低糖になっています。全部食べ切っても糖質22gにしかなりません。糖質量の面では優秀です。

コストパフォーマンスも低糖パフォーマンスも良い、きっとハマる人はハマるであろう、ジャンクな香りのする一品。

▲低糖ですが、癖のある味に慣れると、食べ過ぎてしまう危険があるかもしれません。

4.低糖工房の糖質オフ・大豆クランチチョコ

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原材料
難消化性デキストリン、カカオマス、植物油脂、アーモンド、大豆、調整豆乳粉末、ココアバター、でん粉、乳化剤、香料、甘味料(アセスルファルK、スクラロース)、炭酸カルシウム、(原材料の位置物に乳成分を含む)

内容量
300g(1個10g×30個)

栄養成分表(100g当たり)
エネルギー532kcal、たんぱく質13.1g、脂質41.4g、糖質12.2g(1個当たり1.2g)、食物繊維29.1g、ナトリウム37mg

価格
2,250円 + 720円(配送料)


上記と同じく低糖工房さんによる、大豆とアーモンドに低糖チョコを練りこんだチョコレート菓子。

チョコ部分は上記の板チョコと同じものを使っているようで、同じ癖のある味がします。が、その人工的な味わいが大豆やアーモンドと妙にマッチしていて、板チョコ版よりはその独特の癖が気になりません。

板チョコは苦手でしたが、こちらのチョコ菓子ならまだ食べられます。大豆とアーモンドが程良い緩衝剤になっている感じです。(Amazonレビューでも僕と同じ意見の人がいました。)

お値段は、配送料込で30個300g当たり2,970円、1個10g当たり99円。ブラックサンダー1個(約21g)と比べると、量は半分、価格は3.3倍程。つまり、同グラム比で6.6倍になります。ブラックサンダーと比べるから余計そう感じるのかもしれませんが、さすがに高価です。

気になる糖質量は、1個あたり1.2g。ブラックサンダー(炭水化物13.6g/個)と比べると、1個あたり11分の1、同グラムあたり5分の1程度。板チョコ版ほどではありませんが、大幅な糖質削減に成功しています。

ただし、1個あたりの糖質量がそこそこ多いので、食べ過ぎに注意したいところ。個装タイプなので糖質計算自体はしやすいです。

多少癖がありますが、ブラサン好き、クランチチョコ好きにおすすめできる一品。

▲3の板チョコと合わせて買えば、販売元が同じなので配送料が1回分の720円ですみます。ただし、購入量次第だと思われます。

まとめ

1番のマルベリーの生チョコは、おいしいのですが、ある意味美味し過ぎてたくさん食べられないのと、1個装の量が少ないため、リピートし辛い感じです。生チョコは保存やら解凍やらが少し面倒なので、そうなりがちですね。プレゼント用、もしくは自分への特別なご褒美用に決定。

2番のヒルゼンミルキーは、ほぼリピート確定。ミルクチョコがちょっと食べたい時に便利ですし、客用にも出しやすいのがGood。

3番の低糖工房の板チョコは、個人的に苦手です。二度と買うことはなさそう。

4番の大豆クランチは悪くないのですが、似たようなチョコ菓子で他に相性の良いものがあれば、それを選びたいところ。こちらもおそらくリピートはなさそう。

2016/4/13追記

▼最近、新しいチョコにも挑戦してみました。

toushitsu-seigen.hateblo.jp