糖質制限をするには、糖質”欲求”制限をしないこと
Photo by Michael Stern. Remixed by Hucky.
先日、『スタンフォードの自分を変える教室』という本を読みました。
健康心理学者による、現代心理学に基づいた一種の自己啓発本です。
僕は全く知らなかったのですが、数年前ベストセラーになった本だそうです。
- 作者: ケリー・マクゴニガル,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2015/10/10
- メディア: 文庫
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この本の中に、ズバリ糖質制限者にも使えるノウハウがあったので、紹介します。
”制限”は難しい
具体的なノウハウの前に、まず押さえておきたい点は、そもそも何かを制限すること、抑えること、禁止することは困難だ、ということです。
例えば、「シロクマについて考えるな」と言われたら、逆にシロクマのことが頭から離れなくなってしまいます。
つまり、「○○するな」と言われたら、○○のことが余計気になってしまう。それについて思考してしまう。
僕ら糖質制限者にとって、その○○はまさに”糖質”のことです。
では、どうすれば良いか?
方法はおおまかに2つあります。
解決策その1:欲求は受け入れるが、従わない。
まずは、欲求そのものは受け入れつつ、行動には移さないことです。
欲求を受け入れるとは、どういうことか。
例えば、「チョコレートが食べたい」と強烈に思ったとしましょう。
その時、「チョコはダメだ」とか「こんなこと考えちゃいけない」などとチョコについて否定したり、無理やり別のことに気を散らそうとするのではなく、ただその思考・感情が流れるままに任せるのです。
一方、その欲求通りに、現実に行動するのは控えます。食べたいという気持ちは心に抱いても、実際にチョコを買いに行き、レジでお金を払い、包みを開けて、口に頬張るという行動には出ないことです。
心に思うことはコントロールできないし、実際に抑えようとすると疲れてしまいますが、行動そのものはコントロールできます。
解決策その2:「禁止」を「実行」に変える。
もう一つは、「○○をやらない」という禁止の方向でなく、「○○をやる」という実行の方向でアプローチすることです。
糖質制限の場合、「糖質制限」と考えるよりも「豆主食化」「毎食ステーキ生活」などと解釈して実践した方が効果的、というわけです。
実践してみます!
僕の場合、豆好きでもありますので、スローガンを「糖質制限」ではなく「毎食豆生活」に変えることから始めてみたいと思います。
結果は、またいずれご報告。